誰よりもまっすぐ走り、まっすぐ生きた男『フォレスト・ガンプ/一期一会』とかいう映画の評価/10秒でわかるあらすじ

5.0
映画情報

今回ご紹介するのは不器用で心優しい青年フォレストが起こす奇跡の物語『フォレストガンプ』
名作と呼ばれるくらいに有名なので知っている方も多いと思います。


しかもこの作品、なんと1995年にはアカデミー賞13部門もノミネートされています。
すごすぎる…(;・∀・)

さっそく作品情報から見ていきましょう。

あま

『フォレストガンプ』とかいう映画の作品情報

制作年:1994年(アメリカ)
上映時間:142分
原題:Forrest Gump
監督:ロバート・ゼメキス
ジャンル:ヒューマンドラマ
キャスト:トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ 他

主演はトム・ハンクスロバート・ゼメキスが監督した作品です。

ジャンルはヒューマンドラマと書きましたが、細かく言うとラブロマンス戦争歴史という様々な要素からなりたっています。

特にこの映画は時代設定がしっかりされており、フォレストが生きる1950年代~1990年代に起きた歴史的事件が作中に出てくるため歴史の勉強にもなります。
フォレストがジェニーを一途に愛するロマンス映画かと思いきや、米国軍人としてベトナム戦争に参加したり、卓球選手になったり、海老漁師になったりするのもこの映画の面白いところです。

多数メディアからも高く評価されており、1995年のアカデミー賞(オスカー)では13部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、編集、視覚効果賞の以上6部門を受賞しました。

10秒でわかるあらすじ紹介

バス停のベンチに座ると話しかけてくる変な男。
聞いてみると彼の人生は壮絶なものだった。
ただの頭の弱い男かと思えば、元軍人であり、元卓球選手であり、元経営者の大富豪…?

彼はなぜこんなところでバスを待っているのだろうか…

この作品の主軸はフォレストの人生譚ですが、彼は一貫して幼馴染のジェニーだけを愛し続ける一途な恋愛観を持っており、彼とジェニーのラブストーリーでもあります。

物語はフォレストの回想シーンから始まりますが、徐々に過去から現代の時間軸へと近づいていき、終盤は現代のバス停で待つフォレストから未来へと時間と物語が動き出すという展開が非常に面白いです。


みんなの評価と感想(Xより)

この作品を見た人はどんな感想をもったのでしょうか。
ネタバレを除いた感想をみていきましょう。

ダン中尉はフォレストが軍人の時に登場する上官!
私も彼が大好きです(笑)

私も5回は観てますね~

ババ・ガンプとは作中出てくる海老とり漁の会社のことです。

人生は運命により決まっているのか、それとも風に吹かれる羽のように漂っているだけなのか。
この物語のテーマでもあります。

ネタバレあらすじ【起・承】

物語は主人公フォレスト・ガンプがバス停にやってきた人々に勝手に自分の過去の話を語りだすところから始まる。アラバマ州の小さな町で生まれた知的障害を持つフォレスト・ガンプは、幼少期から周囲から馬鹿にされて育った。しかし彼を普通の学校に行かせたかった母は環境を変えようとせず「あなたは特別なのよ」といつでも励ましながら育てたので彼の自尊心は傷つくことなかった。

また、彼は言葉をそのままの意味でしか理解できないため、スクールバスの運転手には「知らない人と喋っちゃいけないんだ」と口を閉ざすが、その後「僕はフォレスト、君は?」と元気に挨拶をして、お互い自己紹介をすると「じゃあ僕たちもう知り合いだね」といいその後は口をきくようになる。これぐらい知能が劣った少年であった。彼の母親の言葉「人生は箱の中のチョコレートのようなもの、開けてみないと中はわからない」という言葉はその後の彼の人生を象徴する。

彼には近くに住むジェニーという幼馴染の女の子がおり、フォレストは何度も彼女と遊ぶうちにジェニーに恋心を抱くようになった。そしてその一途な気持ちは物語終盤まで続く。

ある日フォレストは悪い同級生たちに車で追い回されからかわれていた。フォレストは何も考えずひたすらまっすぐ走っていたのでアメフトの試合中にも関わらずそのコートを縦断した。それを見ていたアメフト部のコーチはフォレストの足の速さに目をかけ大学への進学を薦め、彼をクラブチームへと引き入れた。フォレストはその大学でアメフト選手として大活躍を収める。

大学卒業後フォレストは軍人になった。気さくに話しかける同期のババとはすぐに友人となり行動はいつも共にあった。彼の夢は海老とり漁船を買って海老産業で大金を得ることだった。その後、二人はともにベトナム戦争に従軍する。そこではダン中尉が二人の上官であった。ダン中尉は父親も軍人で自身も軍人であることに誇りを持っており軍人として戦って死にたいと考えていた。
戦争が激化する中、状況がまずくなり必死に逃げるダン中尉の部隊。フォレストは負傷した友人ババの最後を見届ることになった。また、ダン中尉だけは助けなければと決意したフォレストは「俺のことは置いていけ」と拒む中尉を無視し、がむしゃらに中尉を担いで戦線を離脱した。戦場で死を受け入れたが生き延びてしまったダン中尉はもぬけのからのようでいつものダン中尉ではなかった。

療養中、何気に始めた卓球でフォレストは才能を開花させ、卓球の世界大会にまで出場した。そこでお金を貯めたフォレストはババとの夢を叶えるため海老とり漁船を購入した。しかし、海老とりは思うように上手くいかなかった。そんなある日、ダン中尉がフォレストの元へ訪れた。ダン中尉はフォレストに自分を生かしてくれたことに対して感謝を言いに来たのだった。そしてダン中尉も共に海老とり漁を手伝ってくれることになった。ある漁の日、天候は最悪で嵐が吹き荒れていた。ほかの漁船は沖に漂着する中、フォレストたちの船は大量の海老をゲットし、その後もうまく海老が取れるようになり海老産業は大成功を収める。彼らの会社名はババ・ガンプ。自分と友人の名前をかけあわせたフォレストらしいシンプルな名前である。

ネタバレあらすじ【転・結】

ある日心身ともに疲れたジェニーが心の支えを求めフォレストを訪ね一夜を共にした。
しかし、次の日ジェニーは姿を消していた。

海老捕り漁で巨万の富を築いたフォレストだったが、母が病気で体を悪くしているのを知ってからは引退し、故郷に戻った。その数日後、フォレストは母と最後の言葉を交わすことになる。また、ある日フォレストの元に手紙が届く。それはジェニーからだった。急な手紙に戸惑うもフォレストはジェニーに会いに行くことに。ジェニーに会いに行くとそこにはジェニーと見知らぬ男の子がいた。「あれはあなたの子よ」ジェニーはフォレストにそう告げた。また、ジェニーが不治の病にかかり余命もわずかであることを知ったフォレストはジェニーと結婚した。ジェニーは宣言した通り子供が大きくなる前に亡くなってしまう。フォレストは息子と一緒にアラバマで暮らし息子は自分と違ってとても「賢い」ことに喜び、平和に暮らしている。ラストシーンではフォレストが自分の息子が小学校のバスに乗るのを見届けた。




まとめ

主人公はすごくまっすぐな性格でした。それは恋愛に対しても、周りの人間関係に対しても。
不器用に思えるところもあったけど、誰にも真似できないくらいまっすぐな性格だから様々な成功体験ができたんだと思います。

人生何が起こるか分からない。だからこそ、その時その時を一生懸命に生きないと行けないんだなと思わせてくれる作品。フォレストの生真面目なキャラがシリアスなシーンも笑いに変えてくれます。

ジェニーのフォレストに対してあたりがキツイなと思うシーンが途中あったけど、結果的にはあぁなったからよかった🥲ラストは「ハッッ…!」って声出るくらいびっくりした👶
その名前はどうなんだ?って思ったけど(笑)

『一期一会』という邦題サブタイは、ありきたりだけどなかなか秀逸で、フォレストとジェニーの二人の出会いが、たまたまスクールバスで隣りに座ったこと。親友ババともバスで隣にいました。ダン中尉とは軍病院の病室で隣に。たまたま隣りに座った人との縁がフォレストの人生を変えていきました。

この映画を観る人はまさにフォレストの隣に座って彼の半生を聞いているかのような気持ちになり、自分の歩んできた人生とフォレストの人生を重ねて観る事になるでしょう。


余談

ババガンプのお店

どうやら映画のババ・ガンプをテーマにした名前そのままのお店が日本にあるようです!!

ババ・ガンプ・シュリンプ 公式サイト - Bubba Gump Shrimp Co.
映画「フォレスト・ガンプ」をテーマにしたアメリカン・シーフード・レストラン『ババ・ガンプ・シュリンプ』の日本公式サイト

いつか私も行ってみたい!
行ったこと方はコメント欄でいろいろと感想を教えてくださいね。

小説版フォレストガンプ

この映画には実は原作の小説があるらしく、作者はウィンストン・グルームです。



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