両手がハサミの奇妙な男『シザーハンズ』とかいう映画/10秒でわかるあらすじと評価

映画情報

今回ご紹介するのは純粋な心を持つ人造人間と1人の少女が繰り広げる美しくも切ないラブストーリーを描いた映画『シザーハンズ』です。

ディズニー作品なんだけどおそらくディズニー好きでも知らない人が多いんじゃないかな?
奇妙で美しいこのお話をぜひみんなにも観てほしいなと思いながらブログを書いています。

このブログを見るのをおススメの人

💡冬に観る映画を探している人
💡『シザーハンズ』を初めて観る人
💡『シザーハンズ』を一度観たことがあるが内容を思い出したい人
💡『シザーハンズ』のみんなの評価が気になる人

また、この作品はDisney+で配信中です。

シザーハンズを視聴 | Disney+(ディズニープラス)
常軌を逸した科学者が早すぎる死を迎え、彼の作品は手がハサミのまま生きることになる。

『シザーハンズ』とかいう映画の作品情報

制作年:1990年(アメリカ)
原題: Edward Scissorhands
上映時間:106分
ジャンル:ファンタジー・ロマンス
監督:ティム・バートン

脚本:キャロライン・トンプソン
キャスト:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト、アンソニー・マイケル、アラン・アーキン、キャシー・ベイカー他

この映画は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウなど人気作品に数多く出演しているジョニーデップが主演を演じ、『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』のティム・バートンが監督を務めています。ちなみにヒロインのキム役は当時デップの恋人だったウィノナ・ライダーが演じます。

公開時には高い評価を受けゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞などにノミネートされました。

ジョニー・デップ演じるエドワードの特殊メイクは、『ターミネーター』や『ジュラシックパーク』などで知られる特殊メイクの神様スタン・ウィンストンが担当しています。

ストーリーや役者の演技だけでなく、衣装やメイクにも要注目です!

10秒でわかる『シザーハンズ』とかいう映画のあらすじ

化粧品セールスで家をまわっていた女性ペグは、ある古びた屋敷で奇妙な男エドワードを発見!
寡黙で両手がハサミになっているというこの奇妙な男がどうしても気になり、ペグは家へと招きいれた。
このことがきっかけに孤独だったエドワードの人生は一気に変わり、その両手のハサミを器用に使い一時は人気者になるが・・・?

『シザーハンズ』とかいう映画の評価(Xより)

ポスターを見てみると確かにちょっと怖いですよね、、
パッと見ホラー映画かと思っちゃいます。
しかし、この映画は実際ホラー映画ではなく、ジャンルでいうとファンタジー・ロマンスですので子供でも安心してみられると思います(*’ω’*)

『シザーハンズ』とかいう映画のあらすじ【起・承】

物語は、孤独な屋敷で一人暮らしをするエドワード・シザーハンズのもとに、通りすがりのセールスマンがやって来るところから始まる。彼はかつて科学者によって作られた人造人間だが、その科学者は彼の制作途中で亡くなってしまったようで、エドワードは一人孤独に屋敷に住んでいた。セールスに訪れていた女性ペグは、彼のことが気になり街へ連れて行くことにする。

エドワードは手の代わりにハサミのような腕を持っており、その姿は異様であるが、彼自身は善良で純粋な心を持っていた。

街に連れていくとそのいでたちから最初怖がられていたエドワードだったが、ハサミを器用に使った職人芸で凄腕の美容師や庭師として注目され瞬く間に人気者になった。しかしその一方で、今まで一人で生活してきたので一般人が持つような常識を持ち合わせておらず、彼の行動による誤解がトラブルを引き起こす。また、彼のハサミは意図に反して人を傷つけてしまうこともあった。彼の能力を利用しようとする者や、その能力や個性に嫉妬する者も現れ、彼の生活が複雑化していく。しかし彼はそれでも人々とのつながりを求め、自身の場所を探し続ける。

そして最初ギクシャクしていたペグの娘キムも段々とエドワードの優しさに気づき惹かれていきます。
エドワードもキムに恋するが、両手がハサミのため彼女を抱きしめることは叶わなかった。

物語中盤、庭でエドワードが削る氷が雪のように舞い、キムがその雪の下で踊るシーンはとても印象的で美しい見どころです。

『シザーハンズ』とかいう映画のあらすじ【転・結】

エドワードは街の人々から受け入れられる一方で、彼自身は人間の世界に適応することが難しいことに気づく。そして、彼が無実の罪で訴えられたり、誤解を招いたりすることによって、彼の生活が脅かされる。彼は人間としての欠点や複雑さに直面し、自らの存在意義を模索する。

最終的に、エドワードは自分と人間との違いを受け入れられずに街を去る決断をする。彼の存在は街の人々に深い影響を与えたが、彼自身は再び孤独な生活に戻ることを選んだ。彼は人間社会との共存が難しいことを悟りつつも、彼の心の優しさや純粋さはその街の人々に永遠に記憶されることとなる。

エドワードは屋敷に戻っても毎年冬になると氷の彫刻をつくります。そして削って飛んで行く氷は雪のように町全体に降り注ぎます。その雪の下でまた、キムが踊れるように…

『シザーハンズ』タイトルの意味とは

今作品の原題は『Edward Scissorhands』です。

エドワード・シザーハンズはシンプルに彼のフルネームですね。
英名エドワードとハサミを意味するシザー、そして手を意味するハンドからシザーハンズと連想されたことは間違いないでしょう。

ではなぜ手がハサミなのでしょうか?

それは監督であるティム・バートンの行きつけの美容院が関係しています。
彼の行きつけの美容院とはニューヨークにある“ウォーレン・トリコミ ニューヨーク”。多くのセレブや女優も通うこの店にはエドワード・トリコミというオーナー兼トップスタイリストが在籍していました。どうやらティム・バートン監督はそのオーナーのスタイリングにインスピレーションを受けこの映画に生かしたみたいです。名前も主人公と同じ“エドワード”ですしね!(笑)

ちなみに原宿にはエドワード・トリコミの弟子であり、その技術を受け継いだ寺田洸さんがオーナーを務めるウォーレン・トリコミ ニューヨーク原宿店があるみたいなので気になる方は行ってみてください。

表参道原宿店 | WARREN・TRICOMI ウォーレン・トリコミ
表参道原宿店。NYトップサロン ウォーレン・トリコミ。ニューヨークの高級ホテル プラザホテル 内にフラグシップ店を持ち、マンハッタン内に3店舗、ニューヨーク郊外に3店舗、ロサンゼルスとマイアミに1店舗ずつ美容室を運営。

まとめ

今回は『シザーハンズ』という映画の紹介でした。
この作品はDisney+で視聴が可能です。

主人公エドワードが初めて来た町では良い人ばかりではなく、欲にまみれた大人もいました。
エドワードは初めての町で、人間世界に少しずつ適応していきますが、えん罪をかけられて町を追われる身となってしまい、結局元いた屋敷に帰ってしまいますね。

彼は町のことやペグたちのことまで嫌いになってしまったでしょうか?
いいえ、そうは思いません。キムやペグたちとの素敵な思い出は一生忘れることはないでしょう。
そしてキムにとってもエドワードはかけがえのない存在だったことが物語の最後でわかります。


町に来て様々な人間と関わる中で、彼は何を思い、なにを感じ取っていたのでしょうか。
人造人間の無機質的で変化に乏しい表情という制約のなか、ジョニーデップはきっちりと微細な感情を動きと表情で表現してみせます。

物語だけでなく、映像や音楽も美しいこの作品を皆さんもぜひご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました