今回はNetflixに最近追加された『Gメン』という映画のレビューをしていくYo~~
さっそく作品情報からみていきましょう!
『Gメン』とかいう映画の作品情報
制作年:2023年(日本)
上映時間:120分
ジャンル:ヤンキー×コメディ×青春
原作:小沢としお
監督:瑠東東一郎
キャスト:岸 優太、竜星 涼、恒松祐里、矢本悠馬、りんたろー。、森本慎太郎、吉岡里帆、高良健吾 他
この映画は小沢としお原作の『Gメン』という漫画の実写化映画です。
私自身原作は最終巻まで見たファンなのでこの映画の公開をとても楽しみにしていました(*’ω’*)
漫画『Gメン』は2014年から2018年まで週刊少年チャンピオンで連載されており累計発行部数150万部を超えているヒット作品です。
単行本は全18巻で完結。ヤンキー漫画でありながらギャグと喧嘩、恋愛のバランスが非常に良いところが人気の秘密だと思います。
『Gメン』とかいう映画の10秒でわかるあらすじ
“彼女出来る率120%”のモテモテ男子校=武華に転校してきた門松勝太(高1)
しかし!やってきたのはヤンキーとオタクしかいない校内最底辺クラス=G組!
超問題児だらけのクラスメイトたちと「彼女を作る!」という目的ひとつで一致団結!
「プライドもって這い上がってやろうじゃねぇか!」
拳を交えながら深まるG組の絆、そして現れる運命の女性、立ちふさがるのは最悪の半グレ・天王会!
語り継がれる伝説のグループ・Gメンとは!?”
最初に言っておくとタイトルにもある“Gメン”とは武華男子高校の不良が集まるG組の中で最強のグループのこと。学年関係なく喧嘩の強さと先代からの承認でメンバーが決定される。武華絡みの大きなもめごとがあった時、その解決のために行動する。しかし、昨今は武華の周りに女子高ができ他校との喧嘩が減ったため、その存在感は薄れつつあり半ば都市伝説化している。
『Gメン』とかいう映画の評価
さて、この映画を見た人はどんな感想をもったのでしょうか。
ネタバレが入ってるのを除いて口コミをみてみましょう。
Xで見た感じ、低評価を探すのが難しいくらい全体的に高評価でした!
しかし、中にはこんな評価も・・・
原作ファンも高評価をされている方が多いものの、中にはあまりこの映画をよく思わないファンもいるようです。
『Gメン』とかいう映画のあらすじ【起承】
主人公“門松勝太”が転校してきたのは名門・私立武華男子高校。
その学校は4つの女子高に囲まれ、入学すれば“彼女できる率120%”といわれているが、門松が入ったのは学校の中でも落ちこぼれや不良ばかりが集められたG組であった。
クラスメイトには「戦争じゃー!」が口癖の薙(りんたろー。)、オタク気質の肝田(矢本悠馬)、昭和のおっさん臭い梅田(森本慎太郎)などがおり、個性豊かなメンバーと仲間になり彼女を作るために奮闘する。
先生との出会い
ある時、門松は他校の女子生徒の口からよく聞く瀬名という男が気になり、直接会ってみることに。
話題の人物・瀬名拓美(竜星涼)は武華高校の同学年のA組であり、成績優秀、容姿端麗、喧嘩も強いという完璧な男だった。門松は瀬名に憧れを抱き彼を“先生”と呼び、行動を共にするようになる。
その甲斐があったのか、ついに門松に彼女ができる。
その後、門松をよく思わない先輩が瀬名と門松とぶつけ喧嘩させることを考え、弱った二人を一気に潰す計画を企んだ。
門松にできた念願の彼女は実はその裏で先輩とつながっており、先輩から殴られた傷を門松がやったことにするよう演技をし、瀬名を誤解させることに成功した。
門松が女の子を殴ったと思い込んだ瀬名は怒りのあまり門松に襲い掛かり、二人は殴り合いに。
拳を通じ、門松の男気から女をぶつようなやつではないと確信した瀬名は、女の子から殴られたあざの真実を聞き出した。そして門松と瀬名はともに黒幕の先輩の元へいき撃破。
それを見ていたGメンのメンバーである薫に気に入られ、もう一人のGメン八神との交流もここから始まる。
門松のことが気に入った薫は授業中にもかかわらず門松を遊びにさそうようになり二人は仲良くなった。
門松は薫のことをただのいい先輩、友達としか思っていなかったが、薫は実はゲイであり門松にガチ恋だった。
そのことを公園で聞き、本気で門松が好きだという告白を受けた門松は「薫君は好きだけど女の子のほうがもっと好きなんです」と薫を傷つけないよう断り二人の友情はよりいっそう強いものとなった。
『Gメン』とかいう映画のあらすじ【転・結】
門松の友達であるレイナはレディースの総長だが、バックに天王会という半グレ集団がついておりレイナに執拗に構ってくる天王会に嫌気がさしていた。
ちょうど門松とレイナが二人で会っているとき、天王会が現れる。一時は天王会を撃退したものの、トップの加藤は天王会がナメられたままではすまないと、門松をしつこく追うようになる。
後日クラスメイトの薙が天王会にやられ、自分のせいで仲間に危害が及んでいると知った門松はこれ以上仲間に迷惑はかけまいと「もう俺にかかわるな。お前らを仲間だと思ったことはない」とわざと冷たい言葉で仲間を突き放し、1人で天王会のアジトへと乗り込んだ。しかし多勢に無勢で門松に勝ち目がないのは明白であった。
ちょうどそのころ、門松の仲間は門松が本気で「仲間じゃない」と言ったのではないと感じ取っていた。瀬名、梅田、肝田、薙の4人は門松の後を追い。天王会のアジトへと駆け付けた。
助太刀の4人のおかげではじめは優勢だったものの、数的には圧倒的に不利であり、仲間の4人が来るまでに蓄積したダメージは予想以上にでかく、その拳は加藤には届かない。
そこに第二の助太刀、Gメンの八神と薫が登場する。
天王会とGメンには過去に何らかの因縁がありお互いに知っているようである。
加藤の口から二人がGメンであることを聞かされ、心強い助っ人を手にした門松たちは再び闘志を燃やし戦いに拍車がかかる。
最後は加藤と門松の一騎打ちになり門松が見事勝利を勝ち取った。
帰り道、門松は助けに来てくれた仲間に対しひどいことを言ってしまったことを謝罪し和解する。
天王会との抗争のあと、門松とレイナは恋仲になり二人でじゃれあうシーンで映画は終わります。
面白かった点
- 序盤から下ネタ満載
序盤から童貞、シコってろ、セフレというR18ワードがJKの口から飛び交っててビックリしました(;・∀・)そんなとこまで実写で再現したんだ…(笑)って感じで面白かったです。
- 完璧すぎる門松のキャラ
今作主人公の門松勝太役は岸優太さんです。原作者が「岸君は勝太を演じる為に生まれてきたのではないかな(一部抜粋)」と太鼓判を押していましたが、映画を観るとその意味がわかります。まじで門松でした。幼さが残る顔、無邪気で少年のような一面を見せる岸優太さんは配役にぴったりでした。 - 薙というキャラがお笑い芸人EXITのりんたろー。
まさかのお笑い芸人の起用です。最初はお笑い芸人が役者なんて大丈夫か?なんて思ってましたが、結構うまくハマってました。薙は物語の中で門松の行方を捜す天王会からひどい拷問を受けますが、「俺は知らない」と言い張るシーンがあります。ライターで耳を炙られたり、足をバットで折られたりされますが、その演技はなかなか良かったです。松葉杖で天王会と闘うところが見どころです(笑) - 吉岡里帆が可愛い!
学校の美人教師役として抜擢された吉岡里帆ですが、原作のように美人であることにプライドを持っていて生徒に「美人の先生を持って幸せです!」と言わせるのも恥と思わないキャラがそのまま生かされていて面白かったです。
残念だった点
全体的に良かったですが、原作好きな自分からするとこの映画は80点くらいです。
個人的に残念だったポイントを挙げていきます。
- 薫先輩役の高良健吾さんがさすがに高校生に見えない
今回、門松の兄貴的存在となる薫先輩は高良健吾さんが演じますが、正直これを高校生と言い張るのには無理があるビジュアルでした。もっと若い俳優が薫君を演じていたら高校生というイメージがあまり損なわれずこの世界観にどっぷり入れてたんじゃないかと思います。ゲイキャラはハマってただけに残念です。 - クラスメイト梅田の漫画にあるシーンがない
おっさんに見える門松のクラスメイト梅田は、顔がおっさんすぎて門松が転校初日に彼を学校の“先生”と間違え、「俺は生徒だ」と梅田が訂正するシーンが個人的に好きだったんですが、なんとこのシーンは演じられず個人的に残念でした。 - Gメン八神先輩の魅力が半減してる
田中圭演じるGメンの八神先輩は漫画の中で、学校では金髪リーゼント、バイト先では髪を下ろしてて金髪ロングの別人みたいなイケメンっていう設定です。しかし映画では髪型がリーゼントから変わりませんでした。バイト先では印象が変わるっていうのが八神先輩の魅力の一つだと思うのでなんでその設定をハブいちゃったの!?と残念に思っちゃいました。 - あれれ…Gメンが道具使ってる…?
Gメンは喧嘩が強く漢と認められた人物だけが入れるグループのはずですが、Gメンが天王会との闘いの中で道具を使ったり、2対1で闘ったりしてました。
あれ…Gメンは正々堂々、拳で闘って最強だからGメンって崇められてたはずなのにな~
まとめ
今作品は原作ファンとしては残念に思ったポイントはいくつかあったものの、Gメンの学校、キャラ、設定などはしっかり再現されており面白い作品に仕上がっているのは間違いないです!
この映画をきっかけにGメンの漫画を手に取る人が増えると嬉しいです!!
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