今回は『あの頃、ティファニーで(原題:Sundays at Tiffany’s)』というファンタジー・ラブロマンス映画の評価になります。
子どもの頃の“空想の友達”が大人になって再び現れるという、甘く切ない愛の物語です。
↓突然ですがなにも言わずこの動画をみてください。
めちゃくちゃ素敵なシーンじゃないですか?
たまたまYouTubeショートに流れてきて
「この映画みたい!」
と思い今回はこちらの映画をみてみました。
『あの頃、ティファニーで』とかいう映画の作品情報
項目 | 詳細 |
---|---|
邦題 | あの頃、ティファニーで |
原題 | Sundays at Tiffany’s |
公開年 | 2010年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | マーク・ピズナルスキー(『リジー・マグワイア・ムービー』など) |
原作 | ジェームズ・パタースン、ガブリエル・チャーボネット(同名小説) |
脚本 | ナンシー・シルヴァース |
主演 | アリッサ・ミラノ(ジェーン)、エリック・ウィンター(マイケル) |
上映時間 | 約88分 |
ジャンル | ファンタジー / ロマンス / ヒューマンドラマ |
⏱️10秒でわかるあらすじ紹介
子どもの頃にしか見えなかった“空想の友達”マイケル。
大人になり結婚を控えたジェーンの前に、再び彼が現れる。
現実と幻の狭間で揺れる彼女が、最後に見つける「本当の愛」とは——。
💬みんなの評価と感想(Xより)
「空想の友達が恋人になるって設定が切なくて好き」
「ファンタジーなのにリアルな恋愛心理を描いてて泣けた」
「アリッサ・ミラノが大人の女性として美しくて感情移入できた」
「“思い出の中の人”が本当に現れる瞬間の演出が神」
📖ネタバレあらすじ【起・承・転・結】
起:ティファニーで過ごす少女の日々
10歳のジェーンは、想像上の友達マイケルと毎週日曜日にティファニーへ出かけるのが日課でした。
しかし、誕生日の夜マイケルは「君が10歳の誕生日の5時15分に僕は消えなければならない」と告げます。
ジェーンは泣きながら別れを拒みますが、マイケルは「僕はずっと心の中にいるよ」と言い残して姿を消しました。
承:大人になったジェーンと再会
年月が流れ、ジェーンは成功したビジネスウーマンとなり、俳優のヒューとの結婚を控えていました。
ある日、ティファニー前で見知らぬ男性に声をかけられます。
その男性はかつての“空想の友達”マイケルを名乗り、ジェーンだけが知る記憶を語り始めます。
最初は信じられなかったジェーンも、彼の優しさと懐かしさに心を惹かれていきます。
転:幻と現実のはざまで揺れる心
マイケルはジェーンの結婚準備を手伝いながら、二人の距離は急速に縮まります。
しかし、婚約者ヒューとの関係は次第に冷え込み、ジェーンは「自分が本当に愛しているのは誰なのか」に気づき始めます。
マイケルが本当に存在するのか、それとも幻なのか——その真実を知ることが、彼女の愛の選択を決める瞬間となります。
結:本当の愛と自由の選択
結婚式当日、ジェーンは自分の心に正直になることを選び、ヒューに指輪を返します。
ティファニー前に戻ると、雨の中にマイケルが立っていました。
二人はお互いの気持ちを確かめ合い、抱きしめ合います。
マイケルは「君が僕を信じてくれたから、ここにいられる」と語り、ジェーンの指には彼がかつて贈った指輪が輝きます。
それは“想像ではなく現実の愛”が形になった瞬間でした。
🎬面白いポイント
🔹 空想の友達が恋人に変わるという幻想的な設定
幼少期の“イマジナリーフレンド”が再び現れるという独特の発想が、ファンタジーと現実の間を優しく繋ぎます。
恋の始まりが「記憶」から始まるという構成が美しく、観る者の想像を刺激します。
🔹 ティファニーが象徴する“永遠の約束”
ティファニーの青い箱は、ジェーンにとって“子どもの頃の純粋さ”そのもの。
その場所でマイケルと再会することで、彼女はかつての自分と向き合い、愛を再確認します。
🔹 アリッサ・ミラノの繊細な演技
成功した女性でありながら、少女のような心を失わないジェーンを、アリッサ・ミラノが柔らかく演じます。
現実の恋と空想の愛、その間で揺れる表情の変化が見どころです。
🔹 “本当の愛”とは何かという普遍的テーマ
この作品が描くのは、恋愛よりも“信じる心”の強さです。
マイケルが存在するかどうかは問題ではなく、誰かを信じ抜くことが“愛”の証であると語りかけます。
🧭まとめ
『あの頃、ティファニーで』は、
「愛は目に見えなくても確かに存在する」というテーマを、ファンタジックに描いたラブストーリーです。
- 空想と現実の境界を超える愛
- ティファニーが象徴する記憶と再生
- 切なくも温かいラストシーン
恋に傷ついた人、大切な人を思い出したい人に、静かに寄り添ってくれる作品です。
ムード系ラブファンタジーが好きな方に、特におすすめです。
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